Dev Services for AMQP
Dev Services for AMQP は、開発モードやテストの実行時に AMQP 1.0 ブローカーを自動的に起動します。そのため、ブローカーを手動で起動する必要はありません。アプリケーションは自動的に構成されます。
Dev Services for AMQPの有効化/無効化
以下の場合を除き、Dev Services for AMQPは自動的に有効になります。
-
quarkus.amqp.devservices.enabled
がfalse
に設定されている場合 -
amqp-host
またはamqp-port
が設定されている場合 -
すべてのReactive Messaging AMQPチャンネルに
host
またはport
の属性が設定されている場合
Dev Services for AMQPでは、ブローカーの起動にDockerを使用しています。お使いの環境でDockerがサポートされていない場合は、ブローカーを手動で起動するか、すでに稼働しているブローカーに接続する必要があります。ブローカーのアクセスは、 amqp-host
、 amqp-port
、 amqp-user
、 amqp-password
プロパティを使用して構成できます。
共有ブローカー
ほとんどの場合、アプリケーション間でブローカーを共有する必要があります。Dev Services for AMQPは、 dev モードで動作する複数のQuarkusアプリケーションが1つのブローカーを共有するための サービスディスカバリー メカニズムを実装しています。
Dev Services for AMQP は、コンテナを識別するために使用される quarkus-dev-service-amqp ラベルでコンテナを開始します。
|
複数の(共有)ブローカーが必要な場合は、 quarkus.amqp.devservices.service-name
属性を設定し、ブローカー名を示します。同じ値のコンテナを探し、見つからない場合は新しいコンテナを開始します。デフォルトのサービス名は amqp
です。
共有は、devモードではデフォルトで有効ですが、testモードでは無効です。 quarkus.amqp.devservices.shared=false
で共有を無効にすることが出来ます。
ポートの設定
既定では、Dev Services for AMQP はランダムなポートを選択し、アプリケーションを構成します。ポートを設定するには、 quarkus.amqp.devservices.port
プロパティを構成します。
イメージの設定
Dev Services for AMQPでは、 activemq-artemis-brokerイメージを使用しています。 quarkus.amqp.devservices.image-name
プロパティを使用して、イメージとバージョンを設定できます。
quarkus.amqp.devservices.image-name=quay.io/artemiscloud/activemq-artemis-broker:latest
設定されたイメージは、 activemq-artemis-broker のものと 互換性が なければなりません。
コンテナは、 AMQ_USER 、 AMQ_PASSWORD 、 AMQ_EXTRA_ARGS の環境変数で起動します。
ポート 5672 と 8161(ウェブ・コンソール)が公開されます。
|