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REST クライアントの利用

このガイドは、 Quarkus 2.8 までデフォルトの JAX-RS 実装であった RESTEasy Classicと互換性のある REST Client に関するものです。

現在では、従来のブロック型ワークロードとリアクティブ型ワークロードを同様にサポートする RESTEasy Reactive の使用が推奨されています。 RESTEasy Reactive の詳細については、 REST Client Reactivevガイド、サーバーサイドについては、 REST JSON 入門ガイド、またはより詳細な RESTEasy Reactive ガイドを参照してください。

このガイドでは、 RESTEasy REST Client を使用することで手間をかけずに REST API とやりとりする方法を説明します。

サーバーサイドで JSON REST API を書く必要がある場合は、JSON REST API ガイドを参照してください。

前提条件

このガイドを完成させるには、以下が必要です:

  • 約15分

  • IDE

  • JDK 11+ がインストールされ、 JAVA_HOME が適切に設定されていること

  • Apache Maven 3.8.6

  • 使用したい場合は、 Quarkus CLI

  • ネイティブ実行可能ファイルをビルドしたい場合、MandrelまたはGraalVM(あるいはネイティブなコンテナビルドを使用する場合はDocker)をインストールし、 適切に設定していること

ソリューション

次のセクションで紹介する手順に沿って、段階的にアプリケーションを作成することをお勧めします。ただし、アプリケーションの完成例にそのまま進んでも構いません。

git clone https://github.com/quarkusio/quarkus-quickstarts.git で Git レポジトリをクローンするか、 アーカイブ をダウンロードします。

ソリューションは rest-client-quickstart ディレクトリ にあります。

Maven プロジェクトの作成

最初に、新しいプロジェクトが必要です。以下のコマンドで新規プロジェクトを作成します。

コマンドラインインタフェース
quarkus create app org.acme:rest-client-quickstart \
    --extension='resteasy,resteasy-jackson,rest-client,rest-client-jackson' \
    --no-code
cd rest-client-quickstart

Gradleプロジェクトを作成するには、 --gradle または --gradle-kotlin-dsl オプションを追加します。

Quarkus CLIのインストール方法や使用方法については、<a href="cli-tooling.html">Quarkus CLIガイド</a> を参照してください。

Maven
mvn io.quarkus.platform:quarkus-maven-plugin:2.14.2.Final:create \
    -DprojectGroupId=org.acme \
    -DprojectArtifactId=rest-client-quickstart \
    -Dextensions='resteasy,resteasy-jackson,rest-client,rest-client-jackson' \
    -DnoCode
cd rest-client-quickstart

Gradleプロジェクトを作成するには、 -DbuildTool=gradle または -DbuildTool=gradle-kotlin-dsl オプションを追加します。

このコマンドは、 REST エンドポイントを持つ Maven プロジェクトを生成し、以下をインポートします。

  • REST サーバーのサポートのための resteasyresteasy-jackson のエクステンション。

  • REST クライアントのサポートのための rest-clientrest-client-jackson のエクステンション。

すでに Quarkus プロジェクトが設定されている場合は、プロジェクトのベースディレクトリーで以下のコマンドを実行することで、 rest-clientrest-client-jackson のエクステンションをプロジェクトに追加することができます。

コマンドラインインタフェース
quarkus extension add 'rest-client,rest-client-jackson'
Maven
./mvnw quarkus:add-extension -Dextensions='rest-client,rest-client-jackson'
Gradle
./gradlew addExtension --extensions='rest-client,rest-client-jackson'

これにより、 pom.xml に以下の内容が追加されます。

pom.xml
<dependency>
    <groupId>io.quarkus</groupId>
    <artifactId>quarkus-rest-client</artifactId>
</dependency>
<dependency>
    <groupId>io.quarkus</groupId>
    <artifactId>quarkus-rest-client-jackson</artifactId>
</dependency>
build.gradle
implementation("io.quarkus:quarkus-rest-client")
implementation("io.quarkus:quarkus-rest-client-jackson")

モデルの作成

このガイドでは、 stage.code.quarkus.io サービスが提供する REST API の一部を利用する方法を紹介します。最初に、使用する Extension モデルを POJO の形式で作成します。

以下の内容で src/main/java/org/acme/rest/client/Extension.java ファイルを作成します。

package org.acme.rest.client;

import java.util.List;

public class Extension {

    public String id;
    public String name;
    public String shortName;
    public List<String> keywords;

}

上記のモデルは、サービスによって提供されるフィールドのサブセットに過ぎませんが、このガイドの目的には十分です。

インターフェースの作成

RESTEasy REST Client の利用は、適切な JAX-RS と MicroProfile アノテーションを使用してインターフェースを作成するのと同じくらい簡単です。今回の場合、インタフェースは src/main/java/org/acme/rest/client/ExtensionsService.java として、以下のような内容で作成します。

package org.acme.rest.client;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RegisterRestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.QueryParam;

import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;
import javax.ws.rs.QueryParam;
import java.util.Set;

@Path("/extensions")
@RegisterRestClient
public interface ExtensionsService {

    @GET
    Set<Extension> getById(@QueryParam String id);
}

getById メソッドは、 ID を指定して Code Quarkus API からエクステンションを取得する機能を提供します。クライアントがすべてのネットワークとマーシャリングを処理するため、コードにそのような技術的な詳細を記述する必要はありません。

上記のコードのアノテーションの目的は以下の通りです。

  • @RegisterRestClient により、 Quarkus は、このインターフェイスが REST クライアントとして CDI 注入に利用可能であることを認識することができます。

  • @Path@GET@PathParam は、サービスへのアクセス方法を定義するために使用される標準的な JAX-RS アノテーションです。

quarkus-rest-client-jacksonquarkus-rest-client-jsonb などの JSON エクステンションがインストールされている場合、メディアタイプが @Produces@Consumes アノテーションで明示的に設定されていない限り、Quarkus はほとんどの戻り値に application/json メディアタイプをデフォルトで使用します( StringFile などのよく知られたタイプには例外があり、それぞれ text/plainapplication/octet-stream がデフォルトとなっています)。

デフォルトで JSON を使用したくない場合は、 quarkus.resteasy-json.default-json=false を設定することで、デフォルトが自動ネゴシエーション動作に戻ります。この設定を行った場合、 JSON を使用するためには、エンドポイントに @Produces(MediaType.APPLICATION_JSON)@Consumes(MediaType.APPLICATION_JSON) を追加する必要があります。

JSON のデフォルトに頼らない場合は、エンドポイントに @Produces@Consumes のアノテーションを付けて、期待するコンテンツタイプを正確に定義することを強く推奨します。これにより、ネイティブ実行可能ファイルに含まれる JAX-RS プロバイダー ( コンバーターとみなすことができます) の数を絞り込むことができるようになります。

パスパラメーター

GET リクエストにパスパラメーターが必要な場合は、 @QueryParam の代わりに、または追加で、 @PathParam("parameter-name") を利用することができます。パスとクエリパラメーターは、必要に応じて組み合わせることができます。以下のモックの例を参照してください。

package org.acme.rest.client;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RegisterRestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.PathParam;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.QueryParam;

import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;
import java.util.Set;

@Path("/extensions")
@RegisterRestClient
public interface ExtensionsService {

    @GET
    @Path("/stream/{stream}")
    Set<Extension> getByStream(@PathParam String stream, @QueryParam("id") String id);
}

設定の作成

REST 呼び出しが行われるベース URL を決定するために、REST クライアントは application.properties の設定を使用します。プロパティーの名前は、以下のコードで示される特定の規則に従う必要があります。

# Your configuration properties
quarkus.rest-client."org.acme.rest.client.ExtensionsService".url=https://stage.code.quarkus.io/api # (1)
quarkus.rest-client."org.acme.rest.client.ExtensionsService".scope=javax.inject.Singleton # (2)
1 この設定を行うと、 ExtensionsService を使用して実行されるすべてのリクエストは、ベース URL として https://stage.code.quarkus.io を使用します。上記の設定を使用して、 io.quarkus:quarkus-rest-client の値で ExtensionsServicegetById メソッドを呼び出すと、 https://stage.code.quarkus.io/api/extensions?id=io.quarkus:quarkus-rest-client に対して HTTP GET リクエストが行われます。
2 この設定を行うと、 ExtensionsService のデフォルトのスコープは @Singleton になります。サポートされているスコープの値は @Singleton@Dependent@ApplicationScoped および @RequestScoped です。デフォルトのスコープは @Dependent です。デフォルトのスコープはインターフェース上で定義することもできます。

org.acme.rest.client.ExtensionsService は、前のセクションで作成した ExtensionsService インターフェースの完全修飾名と 一致しなければならない ことに注意してください。

クライアントを設定の設定には、標準の MicroProfile Rest Client のプロパティー記法を使用することもできます。

org.acme.rest.client.ExtensionsService/mp-rest/url=https://stage.code.quarkus.io/api
org.acme.rest.client.ExtensionsService/mp-rest/scope=javax.inject.Singleton

プロパティーが Quarkus 記法と MicroProfile 記法の両方で指定されている場合、 Quarkus 記法が優先されます。

設定を容易にするために、 @RegisterRestClient configKey プロパティーを使用して、インターフェースの完全修飾名とは別の設定ルートを使用することができます。

@RegisterRestClient(configKey="extensions-api")
public interface ExtensionsService {
    [...]
}
# Your configuration properties
quarkus.rest-client.extensions-api.url=https://stage.code.quarkus.io/api
quarkus.rest-client.extensions-api.scope=javax.inject.Singleton

ホスト名の検証の無効化

特定の REST クライアントの SSL ホスト名検証を無効にするには、以下の内容を設定に追加します。

quarkus.rest-client.extensions-api.hostname-verifier=io.quarkus.restclient.NoopHostnameVerifier

SSL の検証の無効化

全ての SSL の検証を無効にするには、以下の内容を設定に追加します。

quarkus.tls.trust-all=true

この設定は、あらゆる種類の SSL 検証を無効にするため、実運用環境では使用しないでください。

JAX-RSリソースの作成

以下の内容の src/main/java/org/acme/rest/client/ExtensionsResource.java ファイルを作成します。

package org.acme.rest.client;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.PathParam;

import javax.inject.Inject;
import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;
import java.util.Set;

@Path("/extension")
public class ExtensionsResource {

    @Inject
    @RestClient
    ExtensionsService extensionsService;

    @GET
    @Path("/id/{id}")
    public Set<Extension> id(@PathParam String id) {
        return extensionsService.getById(id);
    }
}

標準の CDI @Inject アノテーションに加えて、 ExtensionsService を注入するために MicroProfile @RestClient アノテーションを使用する必要があることに注意してください。

テストの更新

また、エンドポイントに加えられた変更を反映させるために、機能テストを更新する必要があります。 src/test/java/org/acme/rest/client/ExtensionsResourceTest.java ファイルを編集し、 testExtensionIdEndpoint メソッドの内容を以下のように変更します。

package org.acme.rest.client;

import static io.restassured.RestAssured.given;
import static org.hamcrest.CoreMatchers.hasItem;
import static org.hamcrest.CoreMatchers.is;
import static org.hamcrest.Matchers.greaterThan;

import org.acme.rest.client.resources.WireMockExtensionsResource;
import org.junit.jupiter.api.Test;

import io.quarkus.test.common.QuarkusTestResource;
import io.quarkus.test.junit.QuarkusTest;

@QuarkusTest
@QuarkusTestResource(WireMockExtensionsResource.class)
public class ExtensionsResourceTest {

    @Test
    public void testExtensionsIdEndpoint() {
        given()
            .when().get("/extension/id/io.quarkus:quarkus-rest-client")
            .then()
            .statusCode(200)
            .body("$.size()", is(1),
                "[0].id", is("io.quarkus:quarkus-rest-client"),
                "[0].name", is("REST Client Classic"),
                "[0].keywords.size()", greaterThan(1),
                "[0].keywords", hasItem("rest-client"));
    }
}

上記のコードでは、 REST Assuredjson-path 機能を使用しています。

非同期のサポート

REST クライアントは非同期の REST 呼び出しをサポートしています。非同期のサポートには、 CompletionStage を返却するか Uni ( quarkus-rest-client-mutiny のエクステンションが必要です) を返却するかの2つのパターンがあります。 ExtensionsService REST インタフェースに getByIdAsync メソッドを追加してみます。コードは以下のようになります。

package org.acme.rest.client;

import java.util.Set;
import java.util.concurrent.CompletionStage;

import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RegisterRestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.QueryParam;

@Path("/extensions")
@RegisterRestClient
public interface ExtensionsService {

    @GET
    Set<Extension> getById(@QueryParam String id);

    @GET
    CompletionStage<Set<Extension>> getByIdAsync(@QueryParam String id);

}

src/main/java/org/acme/rest/client/ExtensionsResource.java ファイルを開き、以下の内容で更新します。

package org.acme.rest.client;

import java.util.Set;
import java.util.concurrent.CompletionStage;

import javax.inject.Inject;
import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.PathParam;

@Path("/extension")
public class ExtensionsResource {

    @Inject
    @RestClient
    ExtensionsService extensionsService;

    @GET
    @Path("/id/{id}")
    public Set<Extension> id(@PathParam String id) {
        return extensionsService.getById(id);
    }

    @GET
    @Path("/id-async/{id}")
    public CompletionStage<Set<Extension>> idAsync(@PathParam String id) {
        return extensionsService.getByIdAsync(id);
    }

}

非同期メソッドをテストするには、ExtensionsResourceTest に以下のテストメソッドを追加します。

@Test
public void testExtensionIdAsyncEndpoint() {
    given()
        .when().get("/extension/id-async/io.quarkus:quarkus-rest-client")
        .then()
        .statusCode(200)
        .body("$.size()", is(1),
            "[0].id", is("io.quarkus:quarkus-rest-client"),
            "[0].name", is("REST Client Classic"),
            "[0].keywords.size()", greaterThan(1),
            "[0].keywords", hasItem("rest-client"));
}

Uni 版は、非常に似ています。

package org.acme.rest.client;

import java.util.Set;
import java.util.concurrent.CompletionStage;

import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RegisterRestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.QueryParam;

import io.smallrye.mutiny.Uni;

@Path("/extensions")
@RegisterRestClient
public interface ExtensionsService {

    // ...

    @GET
    Uni<Set<Extension>> getByIdAsUni(@QueryParam String id);
}

ExtensionsResource は以下ようになります。

package org.acme.rest.client;

import java.util.Set;
import java.util.concurrent.CompletionStage;

import javax.inject.Inject;
import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.PathParam;

import io.smallrye.mutiny.Uni;

@Path("/extension")
public class ExtensionsResource {

    @Inject
    @RestClient
    ExtensionsService extensionsService;


    // ...

    @GET
    @Path("/id-uni/{id}")
    public Uni<Set<Extension>> idMutiny(@PathParam String id) {
        return extensionsService.getByIdAsUni(id);
    }
}
Mutiny

先述したスニペットでは、 Mutiny のリアクティブタイプを使用しています。Mutiny に慣れていない場合は、 Mutiny - 直感的なリアクティブプログラミングライブラリ をご覧ください。

Uni を返す場合、すべての サブスクリプション は 、リモートサービスを呼び出します。つまり、 Uni で再びサブスクライブしてリクエストを再送信するか、以下のように retry を使用することができます。

@Inject @RestClient ExtensionsService extensionsService;

// ...

extensionsService.getByIdAsUni(id)
    .onFailure().retry().atMost(10);

CompletionStage を使用する場合は、再試行のためにサービスのメソッドを呼び出す必要があります。この違いは、 Mutiny とそのサブスクリプションプロトコルの lazy (遅延) 性の側面から来ています。これについての詳細は Mutiny の ドキュメント を参照してください。

カスタムヘッダーのサポート

MicroProfile REST クライアントでは、 ClientHeadersFactory@RegisterClientHeaders アノテーションで登録することで、リクエストヘッダーを修正することができます。

ExtensionsResource REST インタフェースに @RegisterClientHeaders アノテーションを追加して、 RequestUUIDHeaderFactory クラスを指すようにします。

package org.acme.rest.client;

import java.util.Set;
import java.util.concurrent.CompletionStage;

import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.annotation.RegisterClientHeaders;
import org.eclipse.microprofile.rest.client.inject.RegisterRestClient;
import org.jboss.resteasy.annotations.jaxrs.QueryParam;

import io.smallrye.mutiny.Uni;

@Path("/extensions")
@RegisterRestClient
@RegisterClientHeaders(RequestUUIDHeaderFactory.class)
public interface ExtensionsService {

    @GET
    Set<Extension> getById(@QueryParam String id);

    @GET
    CompletionStage<Set<Extension>> getByIdAsync(@QueryParam String id);

    @GET
    Uni<Set<Extension>> getByIdAsUni(@QueryParam String id);
}

RequestUUIDHeaderFactory は以下ようになります。

package org.acme.rest.client;

import org.eclipse.microprofile.rest.client.ext.ClientHeadersFactory;

import javax.enterprise.context.ApplicationScoped;
import javax.ws.rs.core.MultivaluedHashMap;
import javax.ws.rs.core.MultivaluedMap;
import java.util.UUID;

@ApplicationScoped
public class RequestUUIDHeaderFactory implements ClientHeadersFactory {

    @Override
    public MultivaluedMap<String, String> update(MultivaluedMap<String, String> incomingHeaders, MultivaluedMap<String, String> clientOutgoingHeaders) {
        MultivaluedMap<String, String> result = new MultivaluedHashMap<>();
        result.add("X-request-uuid", UUID.randomUUID().toString());
        return result;
    }
}

上記の例のように、 @Singleton@ApplicationScoped などのスコープを定義するアノテーションを付けることで、 ClientHeadersFactory の実装を CDI Bean にすることができます。

デフォルトのヘッダーファクトリー

また、カスタムファクトリーを指定せずに @RegisterClientHeaders アノテーションを使用することもできます。その場合は、 DefaultClientHeadersFactoryImpl ファクトリーが使用され、 org.eclipse.microprofile.rest.client.propagateHeaders プロパティーに記載されているすべてのヘッダーが修正されます。個々のヘッダー名はコンマで区切られています。

@Path("/extensions")
@RegisterRestClient
@RegisterClientHeaders
public interface ExtensionsService {

    @GET
    Set<Extension> getById(@QueryParam String id);

    @GET
    CompletionStage<Set<Extension>> getByIdAsync(@QueryParam String id);

    @GET
    Uni<Set<Extension>> getByIdAsUni(@QueryParam String id);
}
org.eclipse.microprofile.rest.client.propagateHeaders=Authorization,Proxy-Authorization

アプリケーションのパッケージ化と実行

アプリケーションを以下のように実行します。

コマンドラインインタフェース
quarkus dev
Maven
./mvnw quarkus:dev
Gradle
./gradlew --console=plain quarkusDev

REST Client extension に関する基本情報を含む JSON オブジェクトが表示されます。

アプリケーションは以下の方法でパッケージ化されます。

コマンドラインインタフェース
quarkus build
Maven
./mvnw install
Gradle
./gradlew build

そして、 java -jar target/quarkus-app/quarkus-run.jar で実行します。

以下のように、ネイティブ実行可能ファイルを生成することもできます。

コマンドラインインタフェース
quarkus build --native
Maven
./mvnw install -Dnative
Gradle
./gradlew build -Dquarkus.package.type=native

REST クライアントと RESTEasy のやりとり

Quarkus では、REST Client エクステンションと RESTEasy エクステンションは同じインフラストラクチャーを共有しています。この考察の重要な結果の1つは、 JAX-RS の意味においての同じプロバイダーリストを共有していることです。

例えば、 WriterInterceptor を宣言した場合、デフォルトではサーバーの呼び出しとクライアントの呼び出しの両方を横取りしますが、これは望ましい動作ではない可能性があります。

しかし、このデフォルトの動作を変更してプロバイダーに制約を設けることができます。

  • プロバイダーに @ConstrainedTo(RuntimeType.CLIENT) アノテーションを追加することで、 クライアント の呼び出しのみを考慮します。

  • プロバイダーに @ConstrainedTo(RuntimeType.SERVER) アノテーションを追加することで、 サーバー の呼び出しのみを考慮します。

テスト時のモック HTTP サーバーの利用

テストを実行する際にモック HTTP サーバーを設定することは、一般的なテストパターンです。そのようなサーバーの例としては、 WiremockHoverfly があります。このセクションでは、ここまでで開発した ExtensionsService をテストするために Wiremock を活用する方法を示します。

最初に、 Wiremock をテストの依存関係として追加する必要があります。 Maven プロジェクトの場合は以下のようになります。

pom.xml
<dependency>
    <groupId>com.github.tomakehurst</groupId>
    <artifactId>wiremock-jre8</artifactId>
    <scope>test</scope>
    <version>${wiremock.version}</version> (1)
</dependency>
1 適切な Wiremock のバージョンを使用します。利用可能なすべてのバージョンは ここ で見つけることができます。
build.gradle
testImplementation("com.github.tomakehurst:wiremock-jre8:$wiremockVersion") (1)
1 適切な Wiremock のバージョンを使用します。利用可能なすべてのバージョンは ここ で見つけることができます。

Quarkus のテストにおいて、 テストの実行前にサービスを開始する必要がある場合、 サービスを開始し Quarkus が使用する設定値を提供できる io.quarkus.test.common.QuarkusTestResourceLifecycleManager を指定するために @io.quarkus.test.common.QuarkusTestResource アノテーションを使用します。

@QuarkusTestResource の詳細については、 ドキュメントのこの記述を参照してください。

WiremockExtensions という名前で、 QuarkusTestResourceLifecycleManager の実装を以下のように作成します。

package org.acme.rest.client;

import java.util.Collections;
import java.util.Map;

import com.github.tomakehurst.wiremock.WireMockServer;
import io.quarkus.test.common.QuarkusTestResourceLifecycleManager;

import static com.github.tomakehurst.wiremock.client.WireMock.*; (1)

public class WireMockExtensions implements QuarkusTestResourceLifecycleManager {  (2)

    private WireMockServer wireMockServer;

    @Override
    public Map<String, String> start() {
        wireMockServer = new WireMockServer();
        wireMockServer.start(); (3)

        wireMockServer.stubFor(get(urlEqualTo("/extensions?id=io.quarkus:quarkus-rest-client"))   (4)
                .willReturn(aResponse()
                        .withHeader("Content-Type", "application/json")
                        .withBody(
                            "[{" +
                            "\"id\": \"io.quarkus:quarkus-rest-client\"," +
                            "\"name\": \"REST Client Classic\"" +
                            "}]"
                        )));

        wireMockServer.stubFor(get(urlMatching(".*")).atPriority(10).willReturn(aResponse().proxiedFrom("https://stage.code.quarkus.io/api")));   (5)

        return Collections.singletonMap("quarkus.rest-client.\"org.acme.rest.client.ExtensionsService\".url", wireMockServer.baseUrl()); (6)
    }

    @Override
    public void stop() {
        if (null != wireMockServer) {
            wireMockServer.stop();  (7)
        }
    }
}
1 Wiremock パッケージのメソッドを静的にインポートすることで、テストが読みやすくなります。
2 start メソッドは、テストを実行する前に Quarkus によって呼び出され、テスト実行中に適用される設定プロパティーの Map を返します。
3 Wiremock を起動します。
4 /extensions?id=io.quarkus:quarkus-rest-client への呼び出しに対して特定のレスポンスを返すよう、Wiremock のスタブを設定します。
5 スタブ化されていないすべての HTTP 呼び出しは、実際のサービスを呼び出すことで処理されます。これはデモンストレーションを目的として行われているものであり、通常は実際のテストでは発生しません。
6 start メソッドはテストに適用される設定を返すため、 ExtensionsResource の実装で使用されるベース URL を制御する rest-client プロパティーを、Wiremock がリクエストの受信を待ち受けているベース URL に設定します。
7 すべてのテストが終了したら、Wiremock を終了します。

ExtensionsResourceTest クラスには、以下のようなアノテーションが必要です。

@QuarkusTest
@QuarkusTestResource(WireMockExtensions.class)
public class ExtensionsResourceTest {

}

@QuarkusTestResourceExtensionsResourceTest だけでなく、すべてのテストに適用されます。

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