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Quarkus 2.7.0.Final リリース - Quarkus CLIの成熟化、インタラクティブターミナル、Oracle Reactive SQL Client...

2022/2/2 は、Quarkusの2.2.2.Finalバージョンをリリースするのに最適な日だったのですが、そのような幸運には恵まれませんでした。本日、Quarkus 2.7.0.Final のリリースを発表します。

2.7.0.Finalでは、多くの改良と新機能が追加されています。

  • Quarkus CLIには多くの改良が加えられ、Homebrew、SDMANに公開されました!…​

  • 開発モード用のインタラクティブターミナル

  • SmallRye Stork 1.0.0

  • Oracle Reactive SQL Client エクステンション

  • RESTEasy ReactiveにおけるKotlinシリアライゼーションのサポート

  • Hibernate Search 6.1

  • mongo+srv:// のネイティブ実行可能ファイルでのサポート

他多数!

移行ガイド

2.6からの移行については、 移行ガイドをご参照ください。

変更点

Quarkus CLI

QuarkusのCLIは成熟してきており、より多くの場所で公開しています。

  • Homebrew

  • JBang

  • SDKMAN!

近日中に更に追加予定です。

Quarkus CLIをインストールするためのすべての手順については、 専用ガイドを参照してください。

また、CLI、Maven、Gradleの説明を含むドキュメントの改良にも着手しました。これは進行中の作業なので、すべてのガイドが更新されているわけではありませんが、今後数週間の内には完成する予定です。

CLIをお使いの方は、 トラッカーまたは ディスカッション・エリアでご意見をお聞かせください。

少し関連しますが、生成されたプロジェクトで使用するJavaのバージョンを定義できるようになりました。例えば、次のようにします:

  • CLIの場合 --java=17

  • Mavenの場合 -DjavaVersion="17"

インタラクティブターミナル

開発モードにはインタラクティブターミナルが付属するようになりました。開発モードの時に : を押すと開きます。

この機能は非常に拡張性が高いので、もし拡張するアイデアがあれば、遠慮なく機能リクエスト(またはプルリクエスト)を出してください。

ネイティブリファレンスガイド

通常、新しいガイドにはリリースノートのエントリを追加しませんが、今回のガイドはその価値があります。ネイティブ実行可能ファイルがどのように作られているのか、どのように扱えばいいのかをもっと理解したい方は、 新しいネイティブリファレンスガイドをお読みください。

SmallRye Stork

サービスディスカバリーとクライアントサイドロードバランシングのフレームワーク、SmallRye Storkが1.0.0にバージョンアップしました。

OpenId Connect

GitHub、Google、Appleなどの有名なOIDCプロバイダーの設定を簡素化しました。詳しくは ガイド を参照してください。

Hibernate ORM

quarkus.hibernate-orm.database.default-catalogquarkus.hibernate-orm.database.default-schema を実行時に設定できるようになりました(これまではビルド時に固定されていました)。

Hibernate Searchエクステンションは、Hibernate Search 6.1を使用するようになりました。

  • Hibernate Searchは、Elasticsearch 7.16までの動作がテストされています。

  • Hibernate Searchは、 設定プロパティを1つ変更するだけで、OpenSearch 1.0から1.2で動作するようになりました。

  • Hibernate Search は、エンティティ変更イベントをデータベースの outbox テーブルにプッシュし、アプリケーションの複数のインスタンス間で調整してこれらのイベントを処理し、エンティティのインデックスを再作成できるようになりました。このオプトインの プレビュー 機能により、コミット時のオーバーヘッドを抑えた、より安全な同時インデックス更新が可能になります。詳しくは、 このセクション をご覧ください。

  • Hibernate Search 6.1には、新しい検索述語や、Elasticsearchのインデックス設定やマッピングをJSONで提供する機能など、細かい改良点も多数含まれています。詳細は、 Hibernate Search 6.1の公式Webページをご覧ください。

MongoDB

ネイティブ実行可能ファイルで mongo+srv:// を実験的にサポートしました(2.7以前はJVMモードでのみ動作していました)。

リアクティブRESTクライアント

Reactive REST クライアントがプロキシ認証とグローバルプロキシ設定に対応しました。

Oracle Reactive SQL クライアント

これまでは、JDBCによるOracleのサポートのみでした。2.7では、Oracle用の新しいリアクティブSQLクライアントを導入しました。

Kotlinシリアライゼーション

RESTEasy ReactiveにKotlinシリアライゼーションのサポートが追加されました。

Cache

CacheエクステンションのメトリクスがMicrometerで記録されるようになりました。

JNDIはデフォルトで無効化されました

エクステンションが正常に動作するためにJNDIを必要とする場合を除き、現在はデフォルトでJNDIを無効にしています。

コンテナ

  • JIBに使用されるイメージは、ターゲットとするJavaのバージョンによって変化するようになりました。

  • ビルドパックのための新しいエクステンション、 quarkus-container-image-buildpack が出来ました。

Kogitoはどこですか?

インフラの問題により、Kogitoのエクステンションは2.7.0.Finalには含まれていません。Kogitoを使用している場合は、Quarkus 2.7.1.Finalがリリースされるまで2.6.3.Finalを使用してください。

コントリビューター

Quarkusコミュニティは成長を続けており、現在の コントリビューター数は 586名となっています。それぞれの方に感謝します。

特に 2.7 のリリースに関しては、次の方に感謝します: adrien, Alexey Loubyansky, andreaTP, Andres Almiray, Apostolos Samaras, Ashwin S. Nair, BarDweller, Bill Burke, Carles Arnal, Christian Beikov, Christoph Hermann, Clement Escoffier, Daniel Petisme, danielmast, Davide, Dennis Kieselhorst, Digant Bhavsar, Duy Pham, Elias Norrby, Emmanuel Bernard, Erin Schnabel, Falko Modler, Foivos Zakkak, Freeman Fang, Fu Cheng, Galder Zamarreño, George Gastaldi, Georgios Andrianakis, Guillaume Le Floch, Guillaume Smet, Gunnar Morling, Gwenneg Lepage, Hendrik S, Ioannis Canellos, Jacob Middag, Jacopo Rota, James Cobb, James Netherton, Jan Martiška, Jason Porter, Jorge Solórzano, Jose, Josh Purcell, Julien Ponge, Justin Lee, Jérôme TAMA, Katherine Stanley, Katia Aresti, Kevin Wooten, Ladislav Thon, Loïc Mathieu, Marc Nuri, Marc Schlegel, Markus Schwer, Martin Kouba, Martin Panzer, Matej Vasek, Max Rydahl Andersen, Michal Karm Babacek, Michał Szynkiewicz, Mike Weber, Ozan Gunalp, pablo gonzalez granados, Patryk Najda, Paul Robinson, Paulo Casaes, Phillip Kruger, Ricardo Rodrigues, Roberto Cortez, Rostislav Svoboda, Sanne Grinovero, Sergey Beryozkin, Stefan Schoeffmann, Stephane Epardaud, Stuart Douglas, Summers Pittman, Sébastien CROCQUESEL, Thomas Segismont, Tomas Hofman, Vincent Sevel, Frank Wippermueller, and Yoann Rodière.

参加のお誘い

私達は皆様からのフィードバックに重きを置いています。バグ報告、改善要望を是非お願いします。一緒に素晴らしいものを作り上げていきましょう!

Quarkusユーザーの場合でも、単に興味を持っているだけの場合でも、恥ずかしがらずにコミュニティに参加して下さい!: