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Quarkus 3.0.0.CR1 リリース

Quarkus 3.0.0.CR1の提供を開始したことをお知らせします。

私たちはQuarkus 3.0の改良に全力を注いでいます。あなたのアプリケーションで試してみて、問題があれば GitHub issueを作成し私たちに報告してください。

アプリケーションをQuarkus 3.0にアップグレードするには、 以下の手順 を参照してください。

多くのバグフィックスと小さな機能強化の中で、今回のリリースのハイライトは以下の通りです:

  • アプリケーションの情報を公開する /q/info エンドポイントの導入

  • OpenRewriteのアップグレードレシピに基づいた quarkus update コマンド

  • Cacheエクステンションのための新しいRedisバックエンド

  • Maven 3.9サポート

  • CLIプラグイン

  • 複数のメーラーサポート

変更点

/q/info

アプリケーションに関する情報(gitハッシュなど)を公開するには、 quarkus-info エクステンションをプロジェクトに追加します。

エンドポイントは /q/info で利用可能で、有効にするとマネジメントネットワークインターフェイスで公開されます。

Quarkusアップデート

これまでは、プロジェクトの移行はJBangスクリプトで行う必要がありましたが、Quarkusのツールにアップデートが組み込まれました(同じOpenRewriteのレシピを使用)。

詳しくは、下記の 自動マイグレーション の項をご覧ください。

CacheエクステンションのためのRedisバックエンド

CacheエクステンションでRedisバックエンドを使用することが可能になりました。

詳しくは 専用ガイド を参照下さい。

Maven 3.9サポート

Maven 3.9では、いくつかの変更点があり、Quarkusとの統合が正しく動作していませんでした。現在は修正されており、Maven 3.9を使用してQuarkus 3.0.0.CR1アプリケーションをビルドすることが可能です。

CLIプラグイン

Quarkus CLIは、プラグインによって拡張可能になりました。近い将来、プラグインの形でQuarkus CLIに多くの新機能が追加されるでしょう。

複数のメーラー

Quarkus 3.0.0.CR1では、複数のSMTPサーバーを経由した電子メールの送信がサポートされています。

更新されたドキュメント をご覧ください。

Quarkus 3を試してみる

今のところ、最も簡単な方法は、 code.quarkus.io を使用するか、Quarkus CLIを使用することです:

quarkus create app --stream=3.0

現段階では、コアとなるエクステンションはすべて利用可能ですが、Quarkusプラットフォームの一部しか存在しないことに注意してください。まだすべてのエクステンションがJakartaパッケージに移行しているわけではありません。

Quarkus 3へのアップグレード

マイグレーションガイド

例によって、 移行ガイド を書きました。さすがに新しいメジャーだけあって、いつものマイナー向けよりも濃い内容になっています。

Quarkus 3への移行の最初のステップは、以下に示す移行スクリプトを実行することです。

すべてを引き受けるわけではありませんが、大仕事の大半を引き受けるはずです。

Hibernate ORMまたはHibernate Reactiveをお使いの場合は、 専用の移行ガイド をご覧ください。

マイグレーション自動化

すべてのエクステンションが利用可能な既存のアプリケーションについては、OpenRewriteのレシピを用意していますので、お試しください。

MavenとQuarkus CLIを使用している場合は、Quarkus CLIを3.0.0.CR1にアップデートし、次のコマンドを実行します:

quarkus update --stream=3.0

CLIを使用しない場合、Mavenコマンドを直接使用することができます:

./mvnw io.quarkus.platform:quarkus-maven-plugin:3.0.0.CR1:update -N -Dstream=3.0

Gradleを使用している場合、マイグレーションはまだQuarkusのツールに組み込まれていませんが、JBangスクリプトを用意しています:

JBangが既にインストールされている場合は、次を実行してください:

jbang --fresh upgrade-to-quarkus3@quarkusio

そうでない場合は、LinuxとmacOSの場合は次を実行下さい:

curl -Ls https://sh.jbang.dev | bash -s - --fresh upgrade-to-quarkus3@quarkusio

Windowsの場合は次を実行下さい:

iex "& { $(iwr https://ps.jbang.dev) } --fresh upgrade-to-quarkus3@quarkusio"

これを実行すると、プロジェクトの依存関係、ソースコード、ドキュメントがQuarkus 3を使用するように更新されます。

もしうまくいかない場合は、私たちが何か見落としているか、Quarkus 3をサポートしていないエクステンションを使用している可能性があります。

いずれの場合も、移行スクリプトを一緒に改善するため、 お知らせ ください。

参加のお誘い

私達は皆様からのフィードバックに重きを置いています。バグ報告、改善要望を是非お願いします。一緒に素晴らしいものを作り上げていきましょう!

Quarkusユーザーの場合でも、単に興味を持っているだけの場合でも、恥ずかしがらずにコミュニティに参加して下さい!: